6人揃ったので前半はDuCaurroyのFantasia No.42。まずは元歌のPierre Cadéc 4声のJe suis déshéritéeをやってみました。こっちのほうがシンプルできれいなのでは(^^;;
後半はJEUNEの4声Seconde Fantaisie。バスパート抜きで3人でも楽しい!
〈個人レッスンのメモ〉
- 今更ですが、左手1の指は、指にプラス(+)の跡がつくようではなく十字架の跡()がつくように、フレットの真上ではなく少し上に乗せる。脇を締めて自然に肘が下がるので下方に重みがかかり、ちょうどよい押さえ具合となる。
- 5度の跳躍では、弓を飛ばす。弓を弦から放すことで響きが残るので次の音までの時間が稼げる。ただし、次の音はちゃんと準備をした上で弦としっかりコンタクトのとれた音を出すこと。準備のできないまま慌てて音を出してはいけない。
JEUNEの4声Seconde Fantaisie。まずはゆっくり確実に弾けるようにと遅めのテンポで始めるのですが、どうしても速くなってしまうのは、これが弾きやすいテンポという事なのかな。
コンソートの前半は5人参加で6声のリチェルカーレ、 後半はDuCaurroyのFantasia No.42 6声。前回レッスンの復習という感じでした。
Fantasiaは、元歌のシャンソンが見つかったそうなので、歌詞と比べつつフレージングをきっちり弾いたら今度こそ曲の理解が進むでしょうか?!
〈個人レッスンのメモ〉〜いい音を出すための基礎練習〜
- 弓の角度…Upでは、弓先が上向きになるように弾き始め、半分くらいまできたら弦と接している部分を軸として力を抜く。弓の重みで自然に弓先は下向きとなる。
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Down では、弓先は下向きで手首から弓元を引き上げる感じに弾き始め、後半は弓の重みを薬指で受け止めて、弦にかかる圧力を抜く。
要は放物線のイメージでしょうか。弓の毛がグシャとならないように。 - 弾く位置…駒から10cm位離す。音の発生源では少ない力で、後は楽器に響かせる感じ。音量を出すには、弓のスピードを速くする。
コンソートの前半は5人参加で6声のリチェルカーレの29〜47小節辺りをやりました。この39小節までの下3声が格好良すぎです!上声はその邪魔をしないように美しく乗っからないといけませんね。そして、38小節目1拍目の裏から、2・5番パートの先導でメジャーに変わるところ、弾いていて天国に行けそうな気分になります(^^;;
後半はDuCaurroyのFantasia No.42 6声。なんだか混沌としていて未だによくわかりません。各パートがフレージングを分析して弾くことが課題となりました。
なかなか本来のメンバーが揃わなくてできなかったLE JEUNEのSeconde Fantaisieを久々に合わせてみました。予想外に(^^;; すんなり通ってびっくりでしたが、この分なら発表会に出せるかも。何より弾いて楽しいので、さらにブラッシュアップしていきたいです。
後は、 DuCaurroyの6声のFantasia No.42 Je suis desheritee。課題曲なのですが、あまり面白くない(^^;;。それからUne Jeune FilletteによるファンタジアNo.33-5声、No.31-4声、No.33-4声は、なかなか元歌の旋律が立たないので、4声では旋律を2人重ねてみたりもしましたが、微妙というか…シンプルに元歌だけのほうが、いいんじゃない?!というのが個人的感想です。
5人参加で6声のリチェルカーレの最後部分をやりました。譜面に忠実に弾くだけでも音楽の素晴らしさは感じとれるのですが、フレーズの切れ目を理解してアーティキュレーションを明確にすると他パートとの絡みがより面白くなります。90小節目から、各パートに同じテーマが出てくる部分は前半は弾(ハジ)く、後半はレガートに。《ハジく》やり方ですが、弓をただ横に動かすのではなく、垂直方向への圧力をかけた瞬間弓を離して余韻を残すとの事です。
後半はDuCaurroyのFantasia No.31 4声をやりました。内声の2パートの絡みが面白いので、ここが面白いという事を発見しつつ、それを他の人に伝えるように弾く練習をしました。例えば、2分音符で伸ばしている間、相手の音は変化して和声も変わるので、その事を意識する。また、3番の出だしの3番目の音は本来ならBでマイナーなはずなのに、あえてナチュラルがついている。このようなピカルディの3度はあからさまにやるのではなく、そっと光が射すような気持で弾くこと。
4人参加で課題曲ができなかったので、4声の新曲をやりました。DuCaurroyのon Une Jeune Filletteを基に3声・4声・6声に展開したFantasiaの中から、No.32とNo.33です。カデンツを見つけてフレーズを終わらせてから、次のフレーズを始める。カデンツの終止の音が休符になっている場合、途中で抜けるけれど休符の前の音は他のパートに受け渡すように弾く。変に感情を乗せてテンポを揺らすと縦のラインが合わなくなるので、拍は正確に自ずとニュアンスが表れるようにする、等注意しながら練習しました。
最後に6声のリチェルカーレを少しだけ。素晴らしい曲なので弾いて味わいましょう!という事で、2〜3年後の完成?を目指して取り組むとの事です。今日はほんの一部しかできませんでしたが、ダントツで面白かったです。
次のサイクルに向けて、新しい曲とパート割が配られました。
最初に6声Eustache DU
CAURROY(1549-1609)Fantasieをやりました。音部記号がすごい譜面でハ音記号のソプラノ・メゾソプラノ・アルト・テノール記号が登場しています。合っているはずなのに、合っているように聞こえないよくわからない曲でした。が、家にCDありました
(^^;; シャンソン『Je suis
déshéritée』を元にした器楽アレンジ版のようです。演奏時間は2分ほど、6声とは思えない軽い響きでした。粘らずさらさら弾いたほうがよさそうです。
休息後、4声Claud LE JEUNE(1527-1600)Seconde Fantaisieをやってみました。難しいですが、弾いて面白い曲な印象です。ちゃんと弾ければもっと楽しいと思えました。これもCDあったので聴いてみたら、速い! 演奏時間4分で、この曲もさらさら進みます。でも、聴くより弾くほうが楽しい曲かもしれません。複雑すぎるので、相当完成度を上げないと初めて聴く人にこの曲の面白さを伝えるのは難しそうです。
5声のガイヤルド前回からの課題:まずは、1・5の上と下の声部で、どこでフレーズが切れるかを確認、〈息継ぎ〉ができるようにした(2〜4の内声は各自で分析)。それから、全体での区切りとなる箇所を確認、終止感を出して(音を収める)次のフレーズに移る、という事を意識して弾く事でやっとまとまりが出てきました。
ラクリメのほうは、開始の合図を出す時、3声の出だし(付点4分音符+8分音符)のリズムを念頭に置いて、全員にテンポが伝わるようにする。付点2分音符で音を伸ばしている時は3拍目に山をもってくるようにMessa
di Voceのような弓使いで拍感を出すという練習をしました。
次回への課題:5声ダウランドのガイヤルドの真ん中部分。各パートが色々な事をやっているのですが、複雑な事はわかるが、全くまとまって聞こえないという(--;; さて、どうしましょう?!
3声のロックは、舞曲ごとにどうニュアンスを変えて弾くかを詰めていきました。
5声のダウランドは作曲家の境遇に思いを馳せ、タイトルの「涙」の意味を考えて情感のこもった演奏を目指して練習しました。
個人レッスンでのメモ:
曲を弾く前の音だしについて、弦1本分の圧力、1.5本、半分と意識しながらのボウイングを心がける。ただ闇雲に音を出すより集中したウォーミングアップにある。
3人でしたが、4声の課題曲パーセルのファンタジア ト長調を練習しました。他に何曲か遊びの3声もやってみたのですが、パーセルの曲のすごさを実感することとなりました。
やっと発表会の曲とパート割が確定しました。
3声のロックはトップがリコーダーでの音源を聴いてしまい、今まで抱いていたイメージとあまりに違うので唖然。リコーダーが入ると一気に庶民的な雰囲気になって、農民の婚礼の踊りといった趣です。でも、私たちは宮廷の優雅なイメージでいきます。冒頭のパヴァーヌは王侯貴族の入場です。dignity,
dignityですよ!
個人レッスンでのメモ:
音符の上と下に棒がついているのは、開放弦と押さえた弦の両方で同じ音を出すという意味だそうです。知らなかった!楽譜をよく見て、見落とさないようにしないと。
最初にJohan BlowSalvator mundiで腕ならし、その後課題のダウランドを練習しました。
4声グループの曲決めのためにパーセルをやってみました。No.6は難しすぎてとても間に合いそうにないので断念。No.7に取組む事にしました。(前回自主練習と半分メンバー入替、4/3パート変更でほぼ初見状態です)横に流れるように朗々と歌う、テーマとなるメロディーが出てきたら自分の出番!と意識して弾く、フレーズの切れ目に注意、Drag部分は和声の進行にもに注意(特に2度になる音を持つ人同士)しながら練習しました。
個人レッスンでのボウイングメモ
- 弓の毛が固まらないよう、広がるよう意識して弾くようにとの事(響きが変わる)。下へ落とすようなタッチだと毛を押さえつけることになるので、むしろ上に広げる(?)感じ。そうするためには、手のひらが上を向くよう構える事になる。
- 肘から先だけで弾くのではなく、肩から肘にかけて腕を大きく使うことで、ちまちました弾き方にならないようにする。
- ダウンの弾き方。弓を弦に乗せて、中指はしっかり曲げ、圧力もかかった状態で準備→中指を伸ばし、手をOpenの状態にすると同時に音を出す。伸ばすのは音の出る前であって、音を出してから除々に伸ばしていくのではない。
4人だったので発表会の課題は無視した組み合わせで、まず手ならしにW.BYRE, Christe redemptor。その後H.Purcell,Fantasia No.7にじっくり取組みました。とにかく素晴らしい曲なので弾いて楽しく、細部を詰めながら充実した練習となりました。
発表会の組分けとパートを変更。
5声のダウランドはそこそこ出来上がっていたのに、やり直しな感じで大丈夫なんでしょうか?!
3声のロックはパヴァーヌ以外の3曲の舞曲の弾き分けをテンポも含めて模索中ですが、順調に仕上がっていきつつあります。