丹波篠山でのコンソートの会に参加してきました。
13:00~ 16:00練習、16:00~18:00発表会というスケジュール。
グループごとに1部屋を割り当てられての練習でしたが、部屋の響きのせいか隣の人以外のパートの音がよく聞こえません。しかも、ガリアルドはズレて合わなくなってくるし、不安がよぎります。
練習時間は、あっという間に過ぎ、いよいよ発表会です。最初にリコーダー2本とガンバ2本によるアンサンブル。次が私たちの出番でした。1曲目のラクリメは、まあそこそこの出来でしたが、次のガリヤルドがやはりズレてしまい、何とかつじつま合わせをして最後の音は辛うじて合わせたという状態でした。残りの2曲はパヴァーヌで自分が数小節落ちた以外は、実はよく覚えていません。演奏していると、あっという間に終わってしまったような気がしますが、聞いている人たちには、さぞかし長く感じられたことでしょう。
次に京都から参加のグループによる、ガンバ3本&リコーダー3本&チェンバロのアンサンブル。最後に上級者4人によるガンバ・コンソート、そして参加者全員、総勢16、7名による合同演奏でした。曲目は「私の友人」とパヴァーヌ「戦い」でしたが、すごい編成の大合奏となりました。
18:00からは、懇親会があったのですが遅くなるので失礼して帰りました。結構あわただしく時間が過ぎてゆき、他の参加者の方とあまり交流できなかったのが残念でした。この集まり、気軽に日帰りで参加できる会として始めて、今年が2回目だそうですが、次回からは講習会も兼ねたもう少しゆったり楽しめる会にしたいそうです。
カウォティム リコーダーアンサンブル主催の公演に賛助出演してきました。

前日の雪で開催が危ぶまれましたが、薪のストーブがある雰囲気たっぷりのログハウスは心地よかったです。
出し物は3曲。大山合宿で練習した、マレ:サラバンド
グラーヴ、ホルボーンPavan:Decreviと Galliard:The
Fairie-roundです。楽器を忘れた人(^_^;)、雪に阻まれて辿り着けなかったメンバーもいて、アクシデントはありましたが何とか切り抜けました。
広島ガンバ・コンソートの有志3人+強力な助っ人お2人の5人組で森川麻子先生のコンソートレッスンを受講してきました! 上手い人が加わると音楽に推進力が生まれるので、充実したアンサンブルになります。たっぷり2時間のレッスンでしたが、先生の指示でどんどん良くなっていくのが実感できて、あっという間の楽しい時間でした。
自分たちのやりたい事が伝わるように、もっと立体的な表現になるように、という事で以下の点を注意されました。
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自分のパートの中で面白いことをやっている部分*を見つけて、どんな味付けをするかアイデアを持つ、そしてそのアイデアを音にして伝える。
*例)メロディーの中で、普通ならなだらかに3度上の音がきそうなのに4度の音がきて「ん?!」となる。そこをどう弾くか?
しかもそれは、大袈裟に感じるくらい思い切ってやらないと伝わりにくい。練習段階では失敗を恐れず、色々試して他の人の反応を見てみる。 - 周りの音をよく聴いて他パートの人が伝えようとしていることを受信し、自分が出している音の役割を理解しつつ、他の人が仕掛けてきたアイデアに反応する。(これを瞬時にやってのけるのは難しいですが、出来るようになると楽しさ倍増でしょう。音による会話ってやつですか…)
- 音楽を動かせる箇所(自分だけが動きのある音形を弾いている。)は、自覚して積極的に進める。
- 新たなモチーフを始める人のために、自分のフレーズを次に引き渡すように終わらせる、その後は抑え気味にして、他の人の弾くメロディーを立てる。
- ひとつの曲の中に様々な場面が出てくるので、性格づけをしてメリハリをつける。
例えば、同じ音形を高音3パートでやった後、低音3パートで受け継ぐ場合。高音部隊が軽く短めの音で弾いたら、低音部隊はその対比でレガート気味に弾いてみるとか。 - ラストをドラマチックに盛り上げて、強い音のまま終わってみる。 実践では皆さん積極的にぐいぐい進んでいって、ジャーンと終われてちょっとした達成感がありました。
- バスパートは影の牽引者、弾き方次第で皆を引っ張れる。メリハリのある表情づけで皆を乗せて、躍動感ある演奏に!
- 聴講時のメモ
- ディミヌエンドでは弓のスピードをゆるめる。
- 多くの音が鳴っている中でも、同じ音形で動く人とは縦のラインを揃える。
- 3ハコ目頭の音、トレブルが1オクターブ上の音から入る箇所
1人だけテンションを上げて高い音から入るのを皆でサポートする。前のフレーズの最後の音をクレシェンドして下地づくりをしてあげる。 - パヴァーヌのリズムたーん、たん、たん 1拍目が重い。
- 終わりの音が揃って終われると、次の音の出が揃いやすい。
- 細かく動く部分でテンポ設定して、曲の開始時は皆で一緒にビートを感じてスタートする。
- カデンツの前に出てくる2度に注意。
2度を作っている人は自覚してしっかり鳴らす、他の人も音が抜けないように。ここでテンションがかかって、解決音ではディミヌエンドして終わる。 - ①2分音符でカデンツ→→②四分休符→四分音符でスタートの場合
①カデンツの音を伸ばしすぎない(弓を使いすぎない)
②皆が揃って一呼吸いれる緊張感のある休みにする(この間に次の音を弾く準備)
去年と同メンバー5人で森川麻子先生のコンソートレッスンを受講してきました。2枠の内もう1枠が埋まらなかったので、私たちが2枠課題4曲で受講しました。
●Orlando Gibbons: "The Silver Swan"
●John Jenkins: Fantasy a 5 in C minor
●"Ung Gay Bergier" for viola bastarda by Girolamo Dalla Casa
●Alfonso Ferrabosco jr: Trios for 3 Lyra viols
- The Silver Swan
- 冒頭The sil-ver Swanne,〜の歌詞部分、音が下がっていくパートもあるが上昇する感じに。
- 英語の歌詞の子音に対応するような音の処理を心がけ、皆で音の着地点を合わせる。
- 弓のスピードの変化で言語に対応した音をつくる。
- Fantasy
- カウントの仕方:冒頭は1小節を2つに取る→14小節あたりからは4つに取る。
- テーマとなるリズムの4分音符が2つ並ぶ箇所は、上腕を使って少ない動きで弾く。
- 付点二分音符-四分音符-二分音符の進行の時、経過音の四分音符は出過ぎずなめらかに。
- カデンツを皆で共有してディミュニエンド。次に出るテーマに備える。
- 23小節目後半からはミステリアスに。
- 27小節目からの上2パートは四分休符を効かせる。「うるさい休符」
- 31小節目から新たなリズムで別のテーマが始まる。
- 同じリズムで動く箇所はアーティキュレーションを揃え、混ざりやすい音色にする。
- Trios for 3 Lyra viols
- 低音を鳴らすのは楽しいが弾きすぎないこと。
- メロディーがある中での和音なので支えにまわる。重音でメロディーを弾く時、物理的に時間差があっても歌わせる。マレの曲のような和音の弾き方ではなく、リュートで爪弾くようなイメージ。