来年の演奏会での候補曲、Palestrina: Two Motetsより Osculetur
meを、歌詞に合わせてフレーズを区切って合わせる練習をしました。
言葉の繋がりを考えてアーティキュレーションをつけ、入りははっきり始めて、次のパートにつなぐ時はフレーズの終わりを納めて受け渡す、という事を意識しながら、密度の高い練習ができたと思います。
後半は、J.JenkinsのPavineから始めてFantasia各種をオルガン付きでいろいろ試してみました。
来年の演奏会での曲選びのために、6声の新曲をやってみました。
J.Jenkins /Pavine‘The Belle Pavine’ a minor(No.11)
Pavine F Major(No.12)の2曲です。
ざっと合わせてみて、落ちにくそうな曲という理由で(^^;; F Majorの曲に決定しました。カデンツとフレージングに留意しながら練習しました。
ところで、No.11のタイトルの ‘bell’は英国タイプの鐘の音を模しているからだそうです。60小節辺りからそれっぽい響きが聞こえてきます。特に64〜67小節のバスの動きなどいかにもという感じです。手持ちのCDのライナーノーツを見たら、どこそこの教会のチャイムだと名前を挙げてありました!当時の人々には、耳に馴染んだフレーズだったのでしょうね。
今日は3人でした。
前半は、前回から取り組んでいるイタリア式ボウイングの練習をしました。
①腕の力を抜き、自然に下がる腕の重みを弦にかける。(そのままでは、下がるだけなので、手首を時計回りに回転させて弦に上からの圧力をかける)②その状態のまま圧力を落とさない(抜かない)で、音を持続させる。というものです。
が、実践となるとまず、腕の力が抜けなくて
、とても難しいです。(私は未だに試行錯誤中)さらに、弓が上下せず水平に動く事でが重要で、UPの時は弓先を、Downの時は根本側を見るようにすると改善できるとの事です。
後半は、GibbonsのFantasia No.3を練習しました。
今日は4人で4声の曲をやりました。
前半はJenkinsの Fantasy No.2を練習しました。後半が少し難しくなりますが、何とか通るようになると、きれいな曲だとわかってきて楽しくなります。
後半は、J.S.Bach Contrapunctus1 各パートがうまくかみ合わなくて苦戦気味でした。個人練習をして弾けるようになれば、出来そうな曲ではあります。
総勢6名でバスを重ねて5声の曲をやりました。
Palestrina: Two Motetsより Osculetur meを軽く合わせて。
Coperario: No.37 Fantasia In te mio novo sole 最後6小節で各パートに出てくるフレーズのスタカートの弾き方の練習をしました。
八分音符のスタカート(はじいた音)は、右手中指の動きだけで弾くのではなく、腕全体で(肘から動かす感じで)、弓をいちいち弦から放すことなく弾く
ボウイングの練習
イタリア式=弦にかける圧力を落とさない。拍分いっぱいまで音が抜けないように伸ばし、弓を止めて終わる
フランス式=弾き始めに圧力をかけて、後は慣性に任せるかんじ。音の終わりは、弓を放す(飛ばしたり、回す!場合もあり)
弓を通して弦にかける圧力は、力を入れるのではなく、肘を曲げている時に二の腕にかかっていた筋肉の緊張が、肘を下ろす事によって解れ、重力で下がる弓に方向だけ決めてやるかんじ(?)
手順としては、①弦の上に弓を置く ②重力で落ちる弓を留めておく(ここで圧力がかかる) ③留めておいたのを解放してやると自然に弓が動き出す
Coperario: No.35 Fantasia
コンソートの場合、各パートがアーティキュレーションをはっきりと弾かないと、拍がわかりにくくなるので、イタリア式ボウイングで、特に音の入りははっきりと弾く。
最初に6声の、NO.82 John.WARD:FANTASIAの復習をしました。前半部分は、Tr, Tn, Bs同士、2声1組でのテーマの掛け合いを練習、後半は16分音符の早いパッセージでの応酬がうまく噛み合うように、初めはゆっくり、徐々にテンポを速くして繰り返し練習しました。
ボウイングについては、前回は「肘で弾く」のが課題でしたが、今回は中指を使って弾く練習をしました。
気をつける点は、
- 意識して肘を固定し、中指の伸縮で音を出す。(手首は中指の動きに連動する程度)ねばっこく、弓のスピードのコントロールでレガートに弾けるようにすること。
ゼロ ゼロ ゼロ
0<(加速)(減速)>0<(加速)(減速)>0
←−−最初の音−−→ ←−−次の音−−−→ - 最初の音の終わり(=減速したとき)の弓のスピード・圧力と次の音を始めるとき(=加速し始める)時のスピード・圧力を同一にする。
- 弓を返す瞬間(=音が消えてゼロになって、次の音を出す時)にニュアンスを出すこと。
- 3連続音で頭の>のついた音は腕を使って弾き、残り2つの音は中指の移動だけで弾く。
後半は、ギボンズのFANTASIA No.4(3声)を、3人×2チームに分かれて練習しました。
①フレーズの切れ目を考えながら弾く、②音が途中で抜けない(弱くならない)ように
たっぷりを弾く、③開放弦の音がフレーズの終わりに来る時は、音が残らないように弓を止める事で音を消す、④途中に挟まった16分音符は、中指の動きだけでクリアに弾く、等に注意しながら練習しました。
それから、合わせるコツは、拍を数えて拍子の中で合わせるのではなく、互いの音の流れを聞きながら合わせる事、だそうです。
今日は4声の日でした。
最初に腕ならし兼復習ということで、JenkinsのPavane in E minor、Pavane in D minorを軽くやってから、No.5
Fantasiaを練習しました。弾いていて幸せな気分になる綺麗な曲でした。
後半は、OrtizのRecercadas sobre la cancion “Doulce memoire”の原曲のシャンソンを1回通して、Colmanの舞曲集より最後の組曲の最初と最後の曲をやったところで時間となりました。
6声の曲は、NO.82 John.WARD:FANTASIAをやりました。
各パートに同じテーマが何度も出てくるので、それを意識しての練習でした。(自分が弾くときは入りをはっきりと、他の人が弾いている時はそれを聞くこと。)
ボウイングの注意点
①弓先が下がりがちになるので、平行になるように鏡を見ながら気をつける。
②弓を持つ手を、上から構えると弓の毛が団子になりやすい。そこで、まず弓を下に垂らして持って、それから90度横向きに掬い上げるように構えると良いらしい。また、弓を持つ右肘は張らないように気をつける。
3声の曲をやりました。
久々に4人で、4声の曲を練習しました。前半は、FerraboscoⅡのFantasi。
No.22は、前半は曲想が分かり易く入り込みやすい感じでしたが、後半は、同じリズムのパターンが各パートに繰り返され、どんな風に弾いたらよいのか、課題が残りました。
No.21は、とにかくいい曲!何度か合わせて通るようになると、少しテンポを上げて合わせてみましたが、本当に弾いていて気持がよかったです。
後半は、J.S.Bach フーガの技法より Contrapunctus1番をやりました。
今日のレッスンは3部構成でした。
第1部:6声の COPERARIOの 77.Fantasia 和声の動きに注意して聞き合いながら、練習しました。
第2部:ボウイングの練習。今までは、弓をいっぱい使って音を長く伸ばす練習をしてきたので、今日は短い音の練習として、手首・中指を使わないで、『肘で弾く』という練習をしました。
手首は固定、中指は開きすぎず、閉じすぎず中間の状態で、肘の重みをかけて3弦と4弦を行き来して、ストレートな音を出す訓練をしました。
コンソート等で拍感を出すために締まった音が欲しい時、早いフレーズを弾く時有効とのことです。特に、早いフレーズを弾く時は、中指・手首を使う(発音にニュアンスをつける)余裕は無く、肘で弓を動かして音を出す感覚。
第3部:5声。COPERARIOの2曲 35.Fantasia、34.Fantasia
5声の曲をやったそうです。
COPERARIOの2曲 35.Fantasia、36.Fantasia
5声の曲をやりました。
前半はCOPERARIOの35.Fantasiaの復習をしました。
後半はラクリメの1番〜4番をやったところで時間切れとなりました。
5声の曲をやりました。
前半はCOPERARIOの3曲 35.Fantasia、33.Fantasia、37.Fantasia“In te mio novo sole”
後半は Jenkins?のFantasia No.2
この曲は難しかったです。COPERARIOの3曲は何となく通って次々進んでいきましたが、こちらは少しずつ区切って何度も合わせてみましたが、通せるようになるにはもっと時間が必要でした。
3人でJenkinsのFantasia for Three Basses をやりました。
弾いて面白い曲で、今回はひたすらこの曲ばかりを練習しました。
6声 G. Coperario FANTASIA(77)
最初に出てくるテーマを各パートが順に模倣していくので、一番始めに弾いた人の弾き方に合わせるように練習しました。このテーマの16分音符は裏拍に当たるので、強く出過ぎないように注意。(最初の8分音符をテヌート気味に弾くことで、次の16分音符を抑えめにするとよい)
5声 G.P. da Palestrina:Two Motets Osculetur me
歌詞のフレーズを意識してそれに合った弾き方になるよう、練習しました。