たくさん曲ももらったので、そろそろ候補曲を絞ることも考えつつ一通り復習しました。
5声のSusannna fayre sometime of loveは残していいんじゃない? Motet 'Ingenuit Susanna'はきれいで気持ちよく弾ける、でも聞く側にとっては退屈? バス6本の曲は混沌としてよくわからないし、面白くない(^^;;
3声のUt re mi fa sol laは弾いてて楽しい、2世のDovehouse Pavanはとても美しい、2世のFantasia No.2は後半が可愛くて盛り上がる 等の声があがっておりました。

さらにフェラボスコ1世の新しい曲を試しました。
●5声:Madrigal 'Amor mia sprona'
●5声:Motet 'Ingenuit Susanna'
●5声:Fantasy 'Di sei bassi'

今日のポイント:音の出口が大切
イタリアンボウイングではディミヌエンド、フレンチボウイングでは'N'(P=発音、A=母音、N=鼻母音/余韻)
例えば4拍伸ばす時、4つ数えて終わるのではなく、5の直前まで数える感覚で、長さ分はちゃんと弾ききること。これをしないと、特に伸ばす音が続く時に先を急いで一定のテンポから外れてしまう。

フェラボスコ1世の新しい曲をやりました。
●5声:Pavan
●5声:Fantasy 'Vias Tuas'
●5声:Da pacem, Domine

注意事項
チューニングでは1弓の間に音を合わせる。(多くても一往復。何度も弓を返して弾くと音程が変わるため。)
弓の根元から先までいっぱい使って音を出すこと。去年の12月10日のレッスンでも出てきた「generous」にもつながる。山を越えて(音の命をまっとうして)から弓を返す。音の最後では手首が返っているはずなので、自然に弓の返しができる。弓をいっぱいに使わないで途中で返してしまうと、自然に戻るエネルギーが生かされないことになる。

もらった楽譜を一通り合わせてみました。1世の曲は比較的シンプルなので早めに仕上がるのでは、という感触でした。2世のFantasiaは音を出すだけなら何とかなっても、美しく聴かせられるようにするのは大変そうです。特に前半部分。

発表会が終わったので次回演奏会に向けて新期の始まりです。今まで国ごとに曲を選定していましたが、やっぱりコンソートはイギリスものだ!という訳で「コンソートの源流をたずねて」と題してイギリスのコンソート音楽を古いものから作曲家ごとに取り上げることにしました。まずはフェラボスコ1世からスタートということで
●3声:Ut re mi fa sol la
●5声:Susanna fayre sometime of love
●6声:Fantasia No.1 in F
1世だけだと曲が少ないので次回予告として2世の曲も入れる?ということで
●5声:Pavan No.3 Dovehouse Pavan
●6声:Fantasia No.2 の2曲も予備として試してみました。

注意事項
音を滑らかに繋げるためには、音の終わりで手の形がopenになり(upで始めた場合)弦への圧力が0になって音が消えてから、次の音を始める(音が消えた時点での手の形は、次の音を始める準備ができているはず)。また、弓の持ち方について、親指は握りすぎない、人差し指から離れて外側にいかないように注意すること。親指の位置はスティクの手前(内側)に置くほうがコントロールしやすい。

発表会前の最後の練習でした。
注意事項
気持ちはクールに。音の長さにはシビアに、あいまいにしない。
聖堂で歌っているようなつもりで弾く。(畳の上ではない(^^;;)

発表会の曲をプログラム順にやりました。1巡目は途中小さな事故はあってもうまく辻褄を合わせられたのに、2巡目で6声の曲が危うくなりました。でも前回からは格段の進歩なのでこのまま上向き調子で来月の最後の練習に臨めたらと思います。

一番危うい6声のAlonso Lobo/ Versa est in luctumがなぜうまくいかないのか皆で考えてみました。休符の間も、自分が弾いている間も自分でカウントを取っているが、聞こえてくる音の長さが不正確で拍がわからなくなる、というのが主な原因です。特に付点音符やタイの時のリズムに問題がある事が多いようです。
これを解決するためには、リズムに気をつけるのはもちろんですが「generous」という言葉が出てきました。気前よく、物惜しみしないといった意味ですが、要は「ちまちま弾かない」、弓を沢山使って(腕の振りを大きく)豊かな響きのある音で弾くという事です。
確かにこの弾き方だといちいちリズムを数えるのではなく、フレーズ単位で考えて、付点の後の短い音符を拍の流れの中のどこに着地させるかに意識が向くので自然に弾けてしまう!? ような気がします。(足し算的にカウントするというよりは、分割する感じ?)
他の課題曲も一通りやりましたが、やはり6声を指揮者なしで合わせるのは難しい!途中何度も危うくなりましたが、持ち直して何とか通せたのは長年同じメンバーでやってる賜物でしょうか(^^;;

5人でしたが、一番危うい6声のAlonso Lobo/ Versa est in luctumをメインに、1パート欠けていても弾けるよう練習しました。
まずは、スコアを見ながら2ページ分ずつ区切って練習。うまくいくようになったらパート譜で通す、のですが、全員が落ちずに最後まで辿り着けるまで何度も繰り返すこととなりました。成功したのは1回だけ(^^;;
他の曲も一通り復習しましたが、こちらは落ちることなく通せるようになりました! 何度も通したせいか今日はよく練習した〜という気分になりましたよ!!

本日の基礎練習:全音符を5個分伸ばしての音階練習
C音アップから始めて(VПVПV)→D音はダウンから(ПVПVП)→E音はアップから(VПVПV)→という具合に進める。2往復半で次の音に移るので、アップからとダウンから始める両方を練習できて効率がよい。
ポイントは弓の返し。アップから始めて弓の根元まで動かしてきて弦にかかる圧力が0になって最初の音が終わり、次の音に入る時、間が空いたり、不自然なアクセントがつかないように、滑らかに弾くこと。=レガート奏法
先生がおっしゃるには、この時「弓が水平に動くようにアップの時の弓先は上向きに、ダウンの時の弓先は下向きを意識するので、右手のほうは実は楕円を描いているのではないか!?」という事に気付いた!! との事です。

最初に合わせた Missa Mille regretz 'KYRIE'は、しっかりと音を出して、音がすぼまないよう拍分は正確に伸ばす事を意識しながら弾きました。こうすることで落ちにくくなるそうです。
次の曲からは、きれいな音で滑らかに弾く事を意識して練習しました。特に8分音符の音階になっているフレーズは並んだ音の強弱を考えて、機械的にならないように! 最初に基礎練習でやったレガート奏法を思い出して。

6人揃ったので6声のCristobal de Morales/ Missa Mille regretz 'KYRIE'、Alonso Lobo/ Versa est in luctumに絞って練習しました。
まずはスコアを見て他パートの動きを確認しながら、2ページ分ずつ2〜3パートで弾いて、うまくいかない(主にリズムに問題あり)箇所をチェック。スムーズに流れるようになったら6人全員で合わせる、というのを繰り返して、最後にパート譜で通すという手順で進めました。
KYRIEは大丈夫そうですが、Versa est in luctumはまだちょっと怪しい?曲全体をざっくり覚えていても、段を飛ばして弾いてしまったり、休符を数え間違えたりして落ちると、あまり目立たない伸ばしの箇所だと「どこで入るんだっけ?」となって復活が難しいのですよね。気を抜けません!

発表会用に絞った曲を一通りやってみました。
注意点
  • 響きのあるきれいな音で弾く。まずは、カデンツの和音をきれいに鳴らせるようにしてから曲に入りました。
  • ガンバの特性としてdownの時音が大きくなりがちだが、裏拍とかフレージング上出すぎてはいけない音はセーブする。「弓(の都合)が音を追い越してはいけない!」

個人レッスンのメモ
  • 小指のトリルのポイント
    指を丸める。力を抜く。指の第3関節のみを動かし、押さえるより離す運動を意識する。肘を下げて手のひらを指板に近づける。
  • 短い音でもNをつける(パーンのン)の練習
    弓を離さなくても音を抜く(弓のスピード減速)ことで、V(Uではない)の字をイメージして、音を出す瞬間のみ速く。 単音だけでなく、3度の重音のスケールで練習すると左指の訓練にもなり効率的。
  • 駒ぎりぎりの位置で弾く練習
    駒から3mm位のぎりぎりの位置で、圧力(強く)+スピード(ゆっくり)で鳴らせるポイントをみつける。 (ギリッと汚い音のする一歩手前が一番きれいな音のはず)

まずは発表会用に曲を絞りました。

  • 4声:Cabezon/ Diferencias sobre el canto del Cauallero(騎士の旋律による変奏曲)
  • 4声:Thomas Luis de Victoria(1548-1611)/O Quam Gloriosum(おお、なんと栄えあることか)と O magnum mysterium mysterium(おお、大いなる神秘)
  • 6声:Cristobal de Morales/ Missa Mille regretz 'KYRIE'
  • 6声:Alonso Lobo/ Versa est in luctum(わがハープは哀しみの調べに)

後半は久々に6声のLoboを合わせました。タイのついた音の伸ばしが不正確だと拍が分からなくなって次に続く人が入れなくなるので注意する。歌詞に沿ってフレージングの終わりはちゃんと閉じて、次に入る人に引き渡すようにすること。

発表会用のスペイン物曲探しは続くよ~。今まで宗教音楽がほとんどだったので、世俗曲を色々試してみました。

  • 4声:Juan del Encina(1468-c.1529) Triste España
  • 3〜5声:Juan Bautista Cames(1582?-1643)
    Villancico Al Nacimient del Niño Jesús 〜Tonada〜Responsión〜Coplas〜
  • 5声:Francisco Guerrero(16528-1599)A un Niño Ilorando
  • 5〜6声:Jossé Luis Sánchez(1986-)Tríptico de Navidad 1.DIOS CON NOSOTROS 2.EN BELÉN NACIÓ JESÚS 3.DUÉRMETE OH NIÑO DIOS
    2007年出版の現代曲でした「クリスマス三部作」1.神は私たちと共におられる 2.イエスはベツレヘムで生まれた 3.眠りなさい、ああ、神よ
  • 5声:Juan Bautista Comes(1582-1643)Vamo, Plimo y adoremo
2007年の現代声楽曲が異色でした。こんな和声は初めてで新鮮でしたが、ピッチさえ正確にとれれば案外ガンバでもいける!?

最後に4声のCabezon "Diferencias sobre el canto del Cauallero"を「きれいな音で弾く」を目標にゆっくり練習しました。注意点は、圧力をかけすぎない(押し付けたような音でなく、響く音で)という事。基礎練習として、弓のスピードは一定で、全音符4拍分を全弓で弾く→2分音符を1/2弓で2つ弾く(Up-Down)→4分音符を1/4弓で4つ弾く(Up-Down-Up-Down)というのをやりました。応用として、Upで始めて付点2分音符、弓を返してdownで4分音符を繰り返す練習もしました。downでの1拍は弾く位置を上にずらすことで強く出すぎないようにするなど。

5人だったので、1番パートを2人にして4声のCabezon "Diferencias sobre el canto del Cauallero"をやりました。今回のスペインものでは歌の曲がほとんどなので貴重な器楽曲です。前半はこれだけを繰り返し練習しました。いい曲です♪

後半は持ち寄った5声の曲を遊びで合わせてみました。
Claudio Merulo de Correggio(1533 – 1604) "Punge l'ape amorosa" それほど難しくない割にいい曲でした。拾い物かも。
John Blow(1649 - 1708) "Salvator Mundi" 以前やったことのある曲ですが、今回はなかなか上手く合いませんでした。ラテン語の歌詞による宗教合唱曲ですが、2度の重なりとリズムが面白いので、またやりたいとの声も。

今までにもらった楽譜の総復習をしました。6声Cristobal de Morales “Gaude et Laetare Ferrariensis Civitas” 今日初めて合わせた曲でした。スコアだと11ページあるので譜めくりが大変ですが前・後半に分かれているので、そこで一旦止めることでなんとか続けられました。3枚並べておいて休符の間に移動させていく、移動させる場所が決まったら印をつけておく。これも技術のひとつとの事。
Cristobal de Morales/ Missa Mille regretz 'KYRIE'、Alonso Lobo/ Versa est in luctum 、Manuel Cardoso “Introitus, from Missa Pro Defunctis(死者のためのミサより入祭唱) 歌詞がついているので歌いながら弾くとフレージングを意識し、なおかつ声楽パートも加わるということで試してみました。歌声はともかく、フレージング面は格段に向上しました!

後半は4声。既に何度もやっているThomas Luis de Victoria/ “O magnum mysterium mysterium”、 “ O Quam Gloriosum”

基礎の復習2 圧力をかける
①弓を持った手を右膝上に置く。
②そのままの状態で毛を弦の上に載せる。(この時、弓は斜めで、弓先は上向きになっている)
③弓が床と平行になるよう、弦と毛の接触点を起点として手首を回転する。
④腕の重みで弦に圧力がかかる。この状態から押してやるだけで音が鳴る。
※③の時手首を曲げるのではなく、鍵を回すように回転する。上腕に力が入らないように腕はリラックスしておくこと。

個人レッスンのメモ

  • 最初の音出しの時、ゆっくりの弓使いだと、弓をコントロールしようとする力が働いている。まずは、完全に脱力して自然に音の出るスピードで鳴らしてみること。

  • 弓の運びは肘で先導→UPの音の終わりは、肘の動きが止まった後、手首を伸ばして手の形をOpenにする、と同時に弓先が下がる。→この時点で次の音をDownで弾き始める準備ができているはずなので、そのまま肘先導で音を出す。音の終わりでは、肘の動きを止めた後、手首を外方向に曲げると同時に手の形はCloseになっている。この時、またUPで弾き始める時の準備ができているはず。
    肘の動きは小さくても、手首の角度を曲げることで弓の動く距離は伸ばせる。肘の動きが大きければ、手首の角度をプラスすることで、さらに弓の可動域を大きくできる。これをプロポーション(比例)という。

Tr, Tr, A, B という編成だったので普通の4声の曲は音域的に難しいのでTomás Luis de Victoria / O sacrum convivium(おお、聖なる宴) 4声の女性合唱版をやりました。譜面の見た目は易しそうですが、縦の線を揃えるのがとても難しかったです。あとは美しい音で弾かなくては。高音域の音に耳が疲れました(^^;;;

その後は1番パートを2人で弾いて3声の曲をやりました。

  • ヘンリー8世(1491-1547)/良き仲間との気晴らし
    易しい曲なので楽しく弾けました。
  • Orlando Gibbons(1583-1635)/ Fantasia No1, No3 最初にやったVictoriaより音符の数は多いけれど、逆に合わせやすかっです。どちらも一応通せるようになりました。
  • 5月のレッスンでやったCristobal de Morales “Domine Deus, Agnus Dei” の復習。うまくいったので気分のいいところで早めに切り上げました。

前半は4声 Thomas Luis de Victoria/ O magnum mysterium mysterium(おお、大いなる神秘)
注意事項:ritは最後の最後でかけるのでそれに至るまではインテンポで。繋留音では音が抜けないように、他パートの音をよく聞きながら、むしろふくらませるつもりで。
後半は6声 Alonso Lobo/ Versa est in luctum(わがハープは悲しみの音に変わり)
落ちないためには、休符と伸ばす音符に特に注意して、しっかり拍を数える。

基礎の復習1 弓を持つ

  • 準備動作: 右手を垂らす(指は伸びた状態)→肘を直角に曲げる(指は曲がった状態になる) 手首を外側に回転(指はさらに曲がった状態になる) 手首を内側に回転(指は少し伸びる)
  • 弓の持ち方: 左手で弓の中心あたりを支えてからスタート!
    人差し指の第二関節をスティックにかける。→親指を加えてつまむ。→中指をスティックと毛の間に入れる。→薬指を毛の下に添える。
    支えていた左手を離すと弓先は下に落ちるので、薬指で毛の下から支え、同時に親指でバランスをとる。(この時の親指は、弓先が下がるのを毛の上から留めている感じ?毛を押さえるのではない!!力が入らないように!)
    この状態で、左右に回転、そして前後への振れが自在にできるようにする。

新曲を2曲やりました。
3声Cristobal de Morales “Domine Deus, Agnus Dei”
歌詞はDomine Deus, Agnus Dei, Filius Patris(神なる主、神の子羊、神の御子よ。)の繰り返し。
6声Manuel Cardoso(c1566-1650)“Introitus, from Missa Pro Defunctis(死者のためのミサより入祭唱)

どちらの曲も、詩の単語ごとに細かく区切りながら1パートごとで練習してから、1フレーズずつ全員で合わせるという手順で進めていきました。詩の発音に沿ったボウイングを心がけ、音の立ち上がりと収め方に気を配りつつ各パートが表情をつけた弾き方をすることで、一本調子にならなず交錯する感じが出て良くなってきたと思います。

5人で以下の曲をやりました。

  • Cristobal de Morales(c.1500-1553)/
    “Circumdederunt me gemitus mortis” a5(死の嘆きが私を取り囲み)
    かなり低めの音域だったので内声2〜4番を1オクターブ上げて弾いてみたりしました。やはり低目ても元のままのほうが落ち着いた響きでよかったかな。
  • William White(1571-1634)/Fantasia No2 a5 ニ長調
    弾いててとても楽しかったです。またやりたい!
  • Giovanni Legrenzi(1626-1690)/Sonata in d a4,Op.11 No.18
    響きがオルガンっぽいという声があったので、調べてみたらオルガニストでもあるんですね。1685年にはヴェネツィアの聖マルコ大寺院の副楽長から楽長に昇進。あのヴィヴァルディの父が、ここのヴァイオリニストだったとのこと。繋留を堪能できる曲でした。
  • Henry Purcell(1659-1695)/Fantasia No4 a4
    グループ結成初期にやった曲で、その時は後半に苦労したものです。今回は初見でもなんとか通せました。
  • スペインものの復習として4声の2曲 Thomas Luis de Victoria(1548-1611)/O Quam Gloriosum(おお、なんと栄えあることか)と O magnum mysterium mysterium(おお、大いなる神秘)イエス・キリスト誕生の秘跡を描いたクリスマスの聖歌。1572年にヴェネツィアで出版されたヴィクトリア最初の曲集より。

前々回通せなかった6声のAlonso Lobo/ Versa est in luctumを主に練習しました。一応合ってはいるのですが、もっと美しくできるはず(^^;;
その後Cristobal de Morales/ Missa Mille regretz 'KYRIE'を軽く合わせて、残り時間でVictoriaの4声O magnum mysteriumの前半部分をやりました。出だしがうまくいかないのは、移弦がなめらかでない技術的な問題なのか、各々のリズム感覚の違いのせいなのか課題が残りました。

Thomas Luis de Victoriaの4声O Quam Gloriosumと O magnum mysteriumをやりました。
注意事項:繋留では、遅れて動く人は先に動く人の音を味わって(留まる音が抜けないように)から、収まる音に加わる。 3拍子の3拍目は軽く、1-2拍の伸ばす音符はたっぷりと。

発表会が終わったので次のサイクルに向けてスペインものの曲探し、という訳で6声のCristobal de Morales/ Missa Mille regretz 'KYRIE'とAlonso Lobo/ Versa est in luctumを試してみました。
モラレスのほうは、馴染みのあるフレーズがモチーフになっており、3部構成で終止もわかりやすいせいか、そこそこ上手くいきました。(候補その1)
ロボのほうは、1人でも付点音符や休符の取り方が不正確だとずれてしまい、3段ずつ区切りながら合わせたにも関わらず、なかなか難しかったです。(きれいな曲なんだが…)

5人になってからは、ジェンキンスのパヴァーヌ・ファンタジア、フェラボスコ2世のパヴァーヌなどをやりました。やっぱりコンソートはイギリスものがいい!!

発表会前の最後の自主練習でした。7声と4声の復習をして、余裕があったので発表会からもれた課題曲3声のバッサーノを7曲全部やって、それでも時間が余ったので早めに終わりました。

2グループに分かれて3声・4声を、それから全員で7声を合わせました。
ポイント:3声のバッサーノで言われた事ですが、まずテーマを見つけ、それがどのパートに現れているかをよく聴いて、その時自分はどのような役割を担っているのかを考えて弾く事。ただ合わせて通った!というのではなく、分析が肝心。

個人レッスンでの要点:弓の【位置】【角度】【圧力】【スピード】が正しく、出したい音が鳴らせるように、意識して訓練すること。