21.10.24. レッスン

今日は曲はやらないで基礎練習をしました。

    ボウイングの注意点
  1. 弓の駒からの位置を決め
  2. プレッシャー(圧力)をかけ
  3. 角度は水平に
  4. スピードをコントロールする。
  5. 弓の毛はすくい上げるようにする(下側の毛の端数本を意識して、毛が団子にならないように)。

音をふくらませるには、弓のスピードを速める、駒からの位置を下げる(必然的に圧力がかかる)の2通りの方法をうまく組み合わせる。

《イタリアンボウイング》
鼻母音が無い。弓のスピードは一定で、音の最後の方だけ緩める。

《フレンチボウイング》
“PAN”と表現される。最後にN(響きを残すこと)がつくのが特徴。そのためには、中指を伸ばす方法(今となっては旧式?)と肘のコントロールを使う方法がある。いずれせよ音の一つ一つで弓を止めないで飛ばす

21.10.10. レッスン

3最初は2組に分かれてContrapunctus3と5の練習。
後半は7人集まって、まず腕を動かす準備運動をしました。肘の開閉だけでなく、肩から腕を振っって弓を大きく動かすというものです。

それからcontrapunctus1を軽く通した後、6声のリチェルカーレをしっかり練習しました。 本日のポイントは、拍を細かく刻みながらとること(2/2拍子の1小節を8つ刻む)とフレージング(8分音符が並ぶ箇所では |♪/♪♪♪♪♪♪♪|♪/♪♪♪♪♪♪♪|のように、小節の頭の音でフレーズが終わって(|を小節線とするが、/が切れ目)、2番目の8分音符が始まりとなる)でした。

2021.8.6. レッスン

3人だったので先生を交えて4声のフーガ ホ長調BWV878をやりました。モーツァルト編曲の「平均律クラヴィーア曲集からの5つのフーガ K.405」にも入っている第2巻第9番のフーガです。

《今回の注意点》主題と対唱を見つけて、それと意識して弾く。また、フレーズの弾き方については、前回までのような正確にビートに合わせることだけを意識した音の羅列にならないよう、拍を大きくとる。リズムを点で捉えるのではなく、円運動の軌道として捉える。

《個人レッスンメモ》B♭[2弦を2の指]--C#[4弦を1の指]の進行時(2の指がハーフポジションなら1の指もハーフポジションとなる)、滑らかに弾くためには2の指を押さえるより、先に親指をハーフポジション(親指は常に2の指の裏側)に移動しておくこと。 アーティキュレーションarticulationについて A:音と音のつなぎ方や切り方でフレーズに表情を付けること。 B:明瞭な発音、個々の音をはっきり発音すること。 Aについては、フレーズの始まりと終わり、一番伝えたい大切な音(頂点)を考えて、盛り上がりと収まりを意識する。盛り上がりの時には、弓を多く使い、音の終わりは弓を止めないで飛ばす。Bについては、中指の伸縮はせず、弓量は少なめ。弓と弦との角度でV字・U字と鋭さの加減ををコントロールする。

2021.7.18. レッスン

〈本日の課題は、個々が頭の中でビートを刻む、そのビートは全員が共有して揃っていること。そのうえで、ビートに乗って弾く、という事で以下のような短い課題を実践。
Aパート:CーーーCーーーCーーーCーーー
Bパート:EーEーEーEーEーEーEーEー
Cパート:GGGGGGGGGGGGGGGG
Dパート:CCCCCCCCCCCCCCCC

練習した曲:全員で6声のRicercare、2組に分かれてContrapunctus3と5 1小節を4つに(表>裏-表>裏)感じながら(1-2-3-4ではない、裏拍も大事にしないとテンポが揺れる)。次に8つに感じながら、より正確にズレないように。同時に前回の課題「繋留音」も意識して弾く練習をしました。

2021.7.4. レッスン

6声のリチェルカーレに頻出する繋留音を感じる練習として、短いフレーズを2手に分かれて実践しました。
Aパート CーDーEーFーGーFーEーDーC
Bパート CーーBCーーDEーーDCーーBC
BパートがC音を伸ばしている間にAパートは先にD音に進む、その時の2度の音程を味わう。そのためにはBパートが伸ばしている3拍目(繋留音)は萎まないように、一方、Aパートは肩で押すように割りこんでいくこと。

【繋留音suspension】「非和声音」(鳴っている和音の構成音以外の音)[=和声外音or転位音(和音構成音から一時的に隣接する音に変化した音)とも言う]のうち(倚音・繋留音・刺繍音・経過音・先取音・逸音・後部倚音)のひとつ。和音が変わるときに、前の和音の和音構成音が引き延ばされ、新しい和音で非和声音となって、新しい和音の構成音に2度進行して解決するとき、この非和声音を繋留音という。

2021.4.25. 自主練習

6声のRicercareの後半部分を集中的に練習しました。通せるようになるに従ってどんどん楽しくなります。最後は上3声のみ残って練習しましたが、3人だけでも充実感あります。

2021.4.11. レッスン

アーティキュレーションには2つの意味があります。A:スラー、スタッカートなど音の連結 B:発音 B:発音についてですが、音の出る瞬間=止まっている弓が動き始めた時につくものです。 言葉に例えると、Ga,Da>Ka,Ta>Pa>a,Naの大文字に当たる部分で、弓にかけるプレッシャーの強さを緩めていくと>の順に弱くなります。 よくクリアな音はどうやったら出せますか?という質問がありますが、まずは弓を止めたところからスタートする、との事です。また、拍の頭に発音の瞬間をぴたりと合わせること。そのためにも、自分の中で常にビートを刻んでおく事が必要。例えば4拍子なら、より細かく頭のなかでは8ビートを刻みながら正確に合わせるようにするのも一つの方法です。

2021.3.28. レッスン

前回同様Contrapunctus3と5を2組に分かれて、その後全員でContrapunctus1と6声のRicercareを合わせました。 今回の注意点。「フーガのテーマとなる旋律を意識する」ために、 テーマが出てきたらそのパートの譜面を見・音を聴きながら自分のパートを弾く。 また、テーマのパートが入りやすいように、今弾いている人は次に引き渡すような気持ちを持つ。

<個人レッスンでのボウイングメモ>

    3種類を練習すること
  • 音の立ち上がりのみで弓を離す
  • そのまま慣性で弓を動かし、最後は弓を飛ばす
  • 一定の音量をキープし、音が抜けないよう圧力をかけ続け、最後は弓を止めて音を切る

    方向
  • アップのみ
  • ダウンのみ
  • アップ・ダウン

    圧力
  • 弦1本分沈む位
  • 弦1/2本分沈む位
  • 弦1/4本分沈む位
  • 弦1/6本分沈む位
上記を組み合わせて練習する。

    <弓先>の位置は、アップ時は上向き、ダウン時は下向きで開始。
    ひと弓の最中では、
  • アップで始める場合、最初は上向き~~弓の半分を過ぎたら下向き
  • ダウンで始める場合、最初は下向き~~弓の半分を過ぎたら上向き
  • 「弧を描くように」と覚えるとよい。

2021.3.14. レッスン

久々のコンソートでした。Contrapunctus3と5を2組に分かれて、その後全員でContrapunctus1と6声のRicercareを合わせました。 個人的には勘が鈍ってあたふたしてしまいましたが、やっぱり集まって一緒に弾くのは楽しい!