2009.12.13. レッスン

前半ボウイングの練習をしました。

  • まず、弓を握らないようにするための訓練として。
    弦の上に弓を置く→弓を上げて弦から放す、その時、毛に当たる薬指だけで支える(親指は使わない)
  • 垂直方向へ(弦にプレッシャーをかける)の練習
    弓を弦に向かって落とす→落とした瞬間バウンドする弓を止めるために中指のひねりを使う
  • 水平方向への練習  注)いずれも、ゆっくりと弓を動かすこと
    ・UP:弓先を弦の上に落とす→曲げた状態の中指を伸ばしていく(手首や肘が動かないように固定・中指を動かして弓が移動する距離は5cm位)
    ・DOWN:弓の根元を弦の上に落とす→伸ばした状態の中指を曲げていく

    ボウイングの5つのパターン
  1. 中指だけで、ずっとプレッシャーをかけたまま
  2. 弾き始めた瞬間のみプレッシャーをかけ、すぐに抜く
    (これでアーティキュレーションがつく)
  3. 弓を弦の上に落として→(一旦止めて)→音を出す瞬間のみプレッシャーをかけて、すぐ抜く(2のパターンに、弓を落とす動作が加わったパターン、フランス物のソロを弾くとき等に使うテクニック
  4. 弓を弦の上に落とす→バウンドを止める→腕を移動させて弓を動かし音を出す【この時、中指は曲げたまま(UPの場合)】→弓の根元近くまで移動してきて初めて中指を伸ばし始める→そのまま水平に弓を動かすことによって、弦から弓が離れて音が消える
  5. 4のパターンと動きは同じだが、腕を移動させる時にずっとプレッシャーをかけたままにする。→弓はコマに近い位置で、なるべくゆっくり動かす。→中指をゆっくり伸ばしていき、伸ばしきってから弓を返す。(UPからDOWNへの切替はゆっくりすること)

後半は、新曲をざっと通してみました。
Carlo Gesualdo カルロ・ジェズアルド 1566年?-1613:
IO TACERO 5声
William Lawes (1602-1645):FANTASIA c-minor

【魔法の松脂テクニック(3種混合)】
1:アルシェ=2往復
2:ベルナデル=8往復
3:ギョーム=2往復

2009.11.3. 自主練習

Palestrina: Two Motetsより Osculetur meとFasciculus myrrhaeをざっと通した後、前回できなかったJ.Jenkins/Pavanを練習しました。
今まで出だしのテンポが決まらず、冒頭がうまくいかなかったのですが、後半のテンポに合わせて始める事にしたらわりとうまくいきました。今までよりかなり早く始めることになりますが、今日のテンポを忘れないようにしましょう。
Fasciculus myrrhaeも今までより若干早めに弾くことになりました。

2009.10.18. 自主練習

Palestrina: Two Motetsより Osculetur meとFasciculus myrrhae、J.Jenkins/Fantazia No.8 a-minorをとにかく何度も繰り返して、通せるように練習しました。Jenkins/Pavanは時間切れで合わせられませんでした。

2009.8.23. レッスン

演奏会用候補曲として、J.JenkinsのFantazia 2曲を試奏して(No.6とNo.8)、No.8 a-minorに決定しました。

コンソートでは拍が不明瞭になって、誰に合わせたらいいのかわからなくなってずれてしまう事がよくあります。 そうならないために
・アーティキュレーションをつけて拍感をだす。
・各々のパートの弾き始めの音は明確に入りをはっきりさせる。
という訳で、前回に引き続き中指でひねりを入れ(=中指を縦に使う)、弓の弾力を利用する練習をしました。

中指の使い方の練習には6通りのやり方があって、曲の中でこのテクニックを使い分けるのだそうです。(5番目は不明)

  1. 普通に中指を横に使って音を出す(ひねりを入れない)
  2. 中指でひねりを入れて、音の立ち上がりをくっきりさせる
  3. 1ストロークの中で、中指を押すことによって音に切れ目をつくる〈レガートの時の奏法〉
  4. 弓を弦の上に落とした瞬間に、ひねりを入れて中指・人差指の2本のみで弾く(一番アクセントのつく弾き方)
  5. ?????
  6. .駒に近い位置で、プレッシャーをかけたままの状態でガリガリいわないぎりぎりの強さで、ゆっくりを弓を運ぶ

2009.7.20. レッスン

5声のPalestrina: Two Motetsより Osculetur meとFasciculus myrrhae(演奏会用パート割決定)、それから6声の演奏会候補曲・その2としてJohn WardのJANTASIA(82)を練習しました。

本日のポイント:アーティキュレーションを明確に弾くために、ここ数ヶ月やっていたイタリア式(肘で先導するボウイング)ではなく、中指主導のボウイングを心がけました。
①まずは、中指の曲げ伸ばしだけでなるべく長いストロークで弓を運ぶ練習をする(手首は固定)
②これに、弓の毛に対して垂直(下方に)“ひねり”を加えることで、さらに音の立ち上がりをくっきりさせる。

2009.7.11. 自主練習

5声のPalestrina: Two Motetsより Osculetur meを中心に、主題が浮かび上がるように、テーマ以外の人は押さえ気味に弾くよう心がけながら練習しました。

残り時間で、2曲目のFasciculus myrrhae、それから来年声楽と一緒にやる(かもしれない)Claude le jeuneの J'aime la pierre precieuseを試しに合わせてみました。

2009.6.14. 自主練習

4声のJ.JenkinsのFantasiaNo.6。
とにかくパート譜でも最後までずれないで通す事を目標に、少しずつ区切りながら練習しました。そして、何とか目標達成。

2曲目は、Pavine E-minor。今まで35小節目からがなかなかうまくいかなかったのですが、今日は出来ました! 2曲とも通せて、気分良く終わることができました。

2009.5.24. レッスン

Palestrina: Two Motetsより Fasciculus myrrhaeをじっくりやりました。このTwo Motetsは演奏会用5声の曲候補です。
歌詞の単語の音節ごとに区切って各パートの音を細かく拾っていき、音型が同じパートを重ねていく、という手順で少しずつ曲をさらっていきました。
しかし、通してみるとズレて合わなくなって止まってしまう事数回。留意点としては、他の人の音を聞きつつ、ビート(拍の感じ方)を皆で揃える事を挙げられました。メロディーに流されて(歌いすぎて、拍内に収まらなくなりビートを崩してしまう)ずるずると弾かないように。拍の表裏が聞き取れるように、またテーマが自分に回ってきた時は、特に出だしの音を躊躇しないでしっかり弾くこと。(ためらうと入りが遅れて、ビートがずれる)

2009.3.20. レッスン

曲を弾く前に、ボウイングの練習をしました。今日のポイントは、まず余分な力を抜いて腕を垂らす、それから弓を構え、中指・手首は使わないで肘の移動だけで音を出す(その際に肘が上がらないよう留意)という事でした。音階練習と即興ディヴィジョンをやりました。

前半はジェンキンスのNo.12 Pavan(6声)
譜めくりが大変なので、リピート記号の箇所で分けて、曲想を掴んで流れるようになるまで何度も繰り返して練習しました。

後半は5人になったのでPalestrina: Two Motetsより Osculetur meを。
歌詞に合わせて音で表情が出せるように、という練習をしました。基本的に、子音にはアーティキュレーションをつけるが、母音にはあまりつけない。言葉の発音に即したボウイングを心がける。
また、1小節中の4拍をきっちりカウントしながらでは、5人で縦のラインを合わせるのは難しいので、拍を意識するのはせいぜい小節の頭くらいにして、あとは周りの音を聞いて流れの中に嵌るように自分のパートを弾く
今日の課題はこの2点でした。

2009.3.8. 自主練習

3人参加で3声の曲を練習したとの事です。

2009.2.22. レッスン

前半はボウイングの練習をしました。
《中指は、レガートの時は使うが、早いパッセージでは伸ばしたままの状態で肘の動きで対応する。》という訳で、まずは、メトロノームに合わせて肘の移動で8分音符を弾く練習、次にドドドド-レレレレ……と音階練習をしました。応用として、皆が音階を弾く中、一人がディビジョンを入れる練習もしました。最後は、オルディスのレセルカーダのバスの動き(ソ-ソ-ファ-ファ-│ソ-ソ-レ-レ-│ソ-ソ-ファ-ファ-│ソドレ-ソ-│)を繰り返し弾く中、一人ずつ即興でメロディーを入れる訓練もやりました。

後半は、7人でしたがバスを重ねて6声でジェンキンスのNo.12のパヴァーヌをやりました。6声の中から動きの似た2声ずつを取り出して、まず合わせ、徐々に声部を増やして重ねていきます。部分的に拾ってゆくと各パートが一筋縄ではいかない凝った動きをしていることが判って、とても面白かったです。

2009.2.11. 自主練習

6人参加でバスを重ね、さらにるーとさんが転勤のご挨拶に来られたのでリュートも重ねて5声のPalestrina: Two Motetsより Osculetur me、Fasciculus myrrhaeを復習しました。次にCoperario のFANTASIA(No.37) In te mio novo sole を少しずつ区切りながら何とか通るようになるまで練習しました。

後半は、るーとさんがガンバコンソートで聴いてみたいとのことで Cyprien de Rore のANCOR CHE COL PARTIRE(4声)の譜面を持ってきてくださったので合わせてみました。コンソートにぴったりな、しみじみ良い曲でした。最後の和音が、ぴたりと決まればもっとよかったのですが…

2009.1.25. レッスン

5声の曲をやりました。
前半は、ホルボーンのNo.29 Pavan Mens innovata、No.32 Galliardの2曲を。いつも縦のラインが揃わず苦労しているのですが、舞曲の場合は自分の頭の中で太鼓のリズムを刻みながら弾く、という事を実践してみました。結構うまくいったかも、です。Galliardでは、弓を大きく使って楽器をしっかり鳴らす、フレーズごとに強弱をつける、という事に留意しながら練習しました。
ホルボーンは、3つの箱に分かれたそれぞれに終止がついているパターンが多いのですが、自分たちはその終止の度に最後の音の前でテンポを落としがちなので、それは曲の終わりの終止だけにして、他はインテンポでさらりと終わって次に進む、という事も留意点でした。

後半は、Palestrina: Two Motetsより Osculetur meを軽く復習。次のFasciculus myrrhae を歌詞の流れに沿って、フレーズごとの歌わせ方、他パートへの受け渡しを考えながら、合わせていく練習をしました。

2009.1.12. 自主練習

5声のPalestrina: Two Motetsより Osculetur meを復習したとのことです。